お知らせ

新機器紹介(手術室より)

  • 2021.09.25 看護部より

緑内障に対する治療器械「マイクロパルス毛様体凝固」を導入しました。

本器械は、比較的簡易な緑内障レーザー治療(毛緑体光凝固術)に用いられる半導体レーザーで、眼球を切開せずマイクロパルスレーザーにより、低エネルギーでの治療が可能となります。このレーザーを房水を産生する毛様体という組織に照射することにより、眼圧を下げる手術となります。痛みもほとんどなく術後の合併症も少ない手術となります。

従来、同様の手術で使用していたダイオードレーザーを照射する方法では、術中に毛様体を破壊する際の強い痛み、術後の強い炎症反応や視力低下などの合併症が認められましたが、本器械ではその負担が軽減されます。

緑内障は進行が緩やかなため、自覚症状に気づいた時には重度になってしまっている病気です。早期発見・早期治療が重要となりますので、コロナ禍であっても定期的に受診していただくのをお勧めいたします。